吉野産の樹齢200年くらいの桧材が1mの長さにカットされた材として手に入りましたので階段材に使用しました。桧は油分が多く年月がたつとよい艶が出ますがその分少し滑りやすくなりますのでしっかりとした滑り止めのVカットした桜材を段の先端に埋木します。今回は勾配が緩いので十分安全性は確保されており、吉野桧の他では高くて手の出ない材を楽しんでもらえると確信しています。

天井も桧の板を自社で加工して天井板にしました。今は白っぽいですが年月とともにあめ色の艶が出て綺麗になります。桧はこれが値打ちですね。

2m長さの材を継ぐのに化粧竿縁を下から取付けましたビスで止めましたが、ビスが見えないように溝を作っておいてビス留め後頭隠しに竹を化粧で埋めて納めました。
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