12日の日経新聞「春秋」から、全文引用します。「江戸と上方の大工仕事を比べて、古くはこんな例え話があったそうだ。江戸は100人の手間がかかっているようでいて、じっと見ると80人の手間しかかけていない。上方は100人のようでいて実は150人の手間がかかっている。だから、見てくれにこだわった江戸と違い上方の仕事は「ねちい」などと言った。「ねちい」とは、粘り強い、綿密でねちこいといった意味である。人の目の届かぬところも手を抜かす、そこまでやるか、というほど念を入れる。大工ばかりだけではない。そんな仕事ぶりが脈々と受け継がれてきたのが上方ではなかったか。」この後、JR西日本の判決のことに及んだ内容でしたがその事はさておき大工仕事についてはその通りだと思いますが・・・現代は東西共にレベルダウンしたなかで、やっぱり大工は上方の方が上だと自負しました。関東の大工さんに怒られるかな。
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