木製の外部窓の敷居の水切りです。今はアルミサッシが主流で殆どこのような仕事はしなくなりました。今時の若い技術者の人は知らないのではと思います。
初めは光っていますが直ぐに銅色独特の赤から黒くなってきます。しかしこれが本物の味ではないでしょうか?アルミに比べてすきま風が入り気密性は全く有りませんし、防犯も良くありませんが、味があるというか?私は好きです。この上に真鍮のレールを小さな釘で打って止めます。すきま風や防犯性を上げて木の窓を作るのは可能ですが、そうなると別注になって高く付きます。デザインとか納まり(ディテール)を考えるのがものづくりと思いますが、今はメーカーが作ったものを集めて組み立てて作るのが設計や施工と成ってしまっているように思います。
いい言葉で言うと分業化と言うのかもしれませんが、個性がなくなりますね。
ちなみにこの銅板は一枚物を機械で曲げ加工してありますので折れ曲がりは継いでません。
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