ヤンキースの井川が先発要員から外されブルペンに居たときに、先発の投手に打球が当たって降板したため、急遽出番が回ってきて、肩慣らし程度でマウンドに上がりましたが、結果好投したニュースは皆さんご存知と思います。まさに汚名挽回ですね。さて日経の朝刊に連載されている小説は、何故か毎回読んでしまいます。もう何十年にもなる私の朝のひとコマですが、今は、堺屋太一の「世界を創った男」を毎回楽しく読んでいます。ジンギスハンの少年時代から物語りは始りましたが、昨日441回目についに盟友であり、生涯の敵であった「ジャムカ」に「ジンギスハン」が勝者として話す場面があります。原文をそのまま書きます。
幼き頃から君は何事も巧みで何事もよう知っておった。君に教わった数を算する術は生涯大いに役に立った。「だが今、俺が勝ち君が負けた。それは何故か」「三つある」とジャムカが応えた。「一つは夢、君は夢の狩人だが、俺は現実の奴隷だった。二つは人、君は無位無名の人を育てて積み上げたが、俺は時の権力者を追い諂った。だから君は敗れても尊ばれ、俺は負けると蔑まされた」 「なるほど」 とジンギスは頷き、次を促した。「三つ目は運だ。そう運は三つ目だ・・・・」 ジャムカはそう呻いて天を仰いだ。
阪神ファンだから言うわけでは有りませんが、井川はタバコもコーヒーもその他、プロスポーツ選手として、してはしては体に悪いことは絶対しないそうです。そんな努力に運が付いて来るのでしょうか?今日の大リーグニュースから昨日のジンギスハンと敗者のジャムカの話を思い出しました。次回の登板で実力発揮して松阪に負けず頑張って欲しいですね。
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という私も・・・・・です。